かしわ餅は江戸発!
西日本では食べられず!
「端午の節句、こどもの日」の食べ物といえば柏餅(かしわもち)。
- かしわ餅とは?
(メイドインジャパンのお菓子) - なぜこどもの日に食べるの?
- かしわ餅は江戸発!
- 西日本はちまき派ってホント?
- 柏餅の葉っぱも食べられる?
今日はかしわ餅の由来について探ります。
1. 柏餅とは?
柏餅はメイドインジャパン!
日本で生まれたお菓子です。
お米からできる上新粉にくず粉(片栗粉)を混ぜて“しんこ餅”を作ります。
しんこ餅であんこを挟んで蒸したあと、柏(カシワ)の葉を巻きます。
モチという名前が付いていますが、もち米は使いません。
お餅をつくわけではないので白玉を作るくらいの手間で家でも簡単に作れます。
2. なぜこどもの日に柏餅を食べるの?
柏(かしわ)の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちません。
そのことから
「子供が産まれるまで親は生きている」
「たえずこどもが産まれる」
「子孫繁栄。家系が絶えず代々栄える」
との願いを込め、5月5日、端午の節句に縁起物として食べられるようになりました。
特に『家系が絶えない縁起のよい木』として武家に重宝されました。
庭に柏の木が植えてある家はむかし武士だった。という話を子供の頃に聞いたことがあります。
3.かしわ餅は江戸発?!
柏餅はもともと東日本の文化の中で生まれ江戸から参勤交代で広まっていきました。
初期のあんこは塩餡だったそうです。
江戸後期には小豆あん、味噌あんが定着したようです。
小豆あん→柏の葉っぱを表にして巻く
味噌あん→柏の葉っぱを裏にして巻く
と分けていたようですよ。
なんとも江戸っ子らしく粋ですね。
4. 柏餅を食べるのは東日本。西日本はチマキ
カシワの木は西日本では自生しないため西日本ではカシワの葉は手に入りませんでした。
そのため柏餅は東日本でしか食べられませんでした。
西日本では中国から伝わってきたチマキを端午の節句に食べるところが多く今でもその傾向がのこっています。
5.柏の葉っぱも食べられる?!
さて、今更聞けない質問。
「柏の葉っぱ、食べられるの?」
かしわ餅の葉っぱは食べても毒ではありませんが葉脈がゴワゴワしておいしくありません!
サクラ餅の葉っぱは、食べる方も多いので、混同されてる方もいらっしゃるようですが、かしわ餅の場合、堂々とむいて食べましょう!
縁起のためだけでなく、
殺菌作用もあります。
手がベタベタ汚れるのを
防ぐ役目もしています!
さて
初めてかしわ餅を食べる人と一緒になった時は、相手に恥をかかせない為にも「葉をむいて食べることを」あらかじめ教えてあげると親切です。
余談ですが私は葉ごとバグっを二度見たことがあります。
一度目は、うちの子が1歳半で始めて、かしわ餅デビューしたとき。
疑いもせず葉ごとバグっと食いついたので、心の中で大笑いしてしまいました。(ごめんよ)
二度目は外国からきたお友達と食べたとき。
教える間もなく葉ごとバグっ!!
やはり後ろをむいて大笑いでした。
そうか私たちは当たり前と思っていることだけど、柏餅が初めての人にはわからないのか!と気付かされたものでした。
あ、でも個人の問題ですからね。
カシワの葉っぱがお好きな方は遠慮なく召し上がってくださいね。
まとめ
今日はかしわもちについて調べてみました。
皆さんはかしわ餅派?
それともちまき派ですか?
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