てるてる坊主は
女の子?
雨の日や梅雨時期に窓ぎわにつるす『てるてる坊主』が女の子だったって知ってましたか?
てるてる坊主の由来、作り方、吊るし方(飾り方)のご紹介。
そして効果のほどは?!
童謡の歌詞3番は「首をちょん切るぞ」?!
晴天の祈りを込めて作ってみましょう!
2.作り方
3.つるし方
4.効果のほどは
5.童謡『てるてる坊主』
1.てるてる坊主は女の子だった
掃晴娘(サオチンニャン)の風習
てるてる坊主の由来は中国の「掃晴娘(サオチンニャン)」の風習がもとになっています。
「掃晴娘」とは、ほうきを持った女の子の事。
白い紙で頭、赤い紙で服を着せて作ります。
こんなの。↓
サオチンニャンちゃんが、ほうきで雨の気を掃き、晴れの気と幸せをよんでくれます。
この風習が江戸時代に日本にも伝わりました。その後、いつごろから、女の子から男の子になったのかは、はっきりしていません。
男の子になった理由として考えられているのは
●日照りを願うのは僧侶だったこと、
●人形が頭を丸めた坊主に見えること
このことからいつのまにか坊主と呼ばれ、男の子になってしまったようです。
地域によって呼び名は異なり「てれてれ坊主」「照る照る法師」「日和坊主(ひよりぼうず)」などと呼ばれています。
2.てるてる坊主の作り方
てるてる坊主の作り方!
エコバージョン
体用の紙
四角形のうすい紙や布
ティッシュ
私はエコにするため
キッチンのふきんを使用。
赤ちゃんのよだれを拭く
ガーゼも作りやすいです。
詰めもの
ティッシュ、古布、綿、
子供用靴下など。
顔のひも
輪ゴム、糸
パン袋についてくるクイックタイが便利。
窓に貼る場合
セロテープ
つるす場合
糸、ひも
マジック
※黒い色の材料でつくると
雨乞い用になります。
1.四角い紙か布を用意
2.ティッシュや靴下、
不要な紙を丸めて詰め物を作る
3.詰め物をつめて頭を作る。
今日はパン屋さんの袋をしばる針金を使用。輪ゴムでもOK。
4.針金部分にセロテープを付ける。
5.窓に貼る。
もちろん外につるしてもOK。
本来のてるてる坊主はのっぺらぼうだったようです。見事晴天になったら目を入れたいたそうですよ。そして神酒をかけて川に流したとのこと。
エコてるてる坊主ならお祈り後ほどいて、元のふきんやガーゼとして使えます!(笑)
うちでは、こどもたちが2~6歳のころ翌日イベントがある日などによく作っていました。
「ちょっと待ってて!一分で出来るから!」と、ちゃっちゃっと作って窓にペタンと貼って寝ます。
もうやらなくなったなぁと思っていたらつい先日、七歳の次男が真剣につくってました。
いつまでやるかな?
追記:2017年5月4日 10歳なりましたが昨日やってました^^;
3.てるてる坊主の吊るし方
本来の吊るし方は、首から紐で吊るします。
しかし首に結ぶと、どうしても首吊りのように…。
何となくかわいそうなのでうちではいつもテープで貼っちゃってます。
時間や余裕があれば針を使って、頭のてっぺんに糸を通すのもいいでしょう。頭にテープで糸を貼るのが一番手っ取り早いです。
★ちなみに雨を降らせたい時(あまごい)の時はさかさにつるします。
4.効果は?
「テルテル坊主を作った!」という行動で気分が晴れるそうです。(笑)
というのは冗談ですが…。
「迷信と笑うなかれ!」な出来事がありました。聞いてください↓
先日、「明日はお花見~♫」と予定を立てていたら、寝る前になり雨がポツポツ降りだして来てしまいました。
それを見た次男は一心不乱に、てるてる坊主を作り、作り終えると「ぼくはもう眠すぎだから、お母さん窓に貼っといてね〜」とテルテルを私に、託してさっさと寝てしまいました。
そして草木も眠る丑三つ時。
夜中に急に叫び声
次男「ふんがっママ!てるてる坊主、窓に貼っといてくれた?!」
私(ん? ………はっ!しーーーん)
いいや、聞こえなかった事にしよう。と布団をかぶり、無言を決め込んでいると「ま、いいか。ムニャムニャzzz」といって次男は再び眠りに。
で、次の日は
朝からジャンジャン雨。
飾り忘れた私は罪悪感でいっぱい。
(ーー;)
雨やみますように!と願いつつ、とりあえず出かけました。そして、お花見会場に着いたらなんと…晴れたー!
きっとあのリビングのソファーの上で、寝転がっているテルテル様のお蔭です。
m(__)m
童謡『てるてる坊主』
さて、そんな可愛いてるてる坊主は童謡にもなっています。
作詞:浅原六朗 作曲:中山晋平(せいくらべ,あめふり)
1921年(大正10年)に発表されて教科書に載っていたことも。
3番の歌詞がちょっと怖いと、有名です。
「晴れにならなければ首をちょん切る」くだりですが、もとは「雨なら共に泣こう」という歌詞でした。
こちらの動画で三番までの全歌詞が見られます。
おわりに
いかがでしたか?
てるてる坊主の魅力は1~2歳位の小さな子供から大人まで一緒に作って楽しめる所ですね。
ぜひ作ってみて下さいね☆
季節の変わり目にご注意!
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